
《井出原家畜糞尿利用組合》 F10 2001
友人のKさん宅の旧家畜小屋兼納屋である。本屋はこの奥にあるのだが、今は、こちら側、道を隔てて、立派な家屋にお住まいである。この地区は、戦後間もなく入植した500人が過酷な開墾事業に従事したが、翌年には、半分になったくらい、厳しい作業の連続だったようだ。その開拓の歴史の一端をこのバキュームカーも担って来たのだろう。今は、もう、役目も終わり、ここで静かに朽ち果てるのを待っているかのようだ。題名は、車体の向こう側に大きく描かれているのを借用した。今までの題名の中で、一番気に入っている題名だ。