
《青い鳥》 P20 2003
この近辺は、カラマツと赤松が多く、ヒマラヤシーダー(ヒマラヤ杉)は珍しい。子供の頃、甲府だが、県営団地に住んでいて、周りには、このヒマラヤシーダーがぐるりに植えられていたが、成人になる頃には、4階建ての屋上より伸びてしまい、結局全て伐採されてしまった。メタセコイア然り。どうして、後々のことを考えずに植えてしまうのだろう?こんな狭い国土だからこそ、もう少し日本の植栽の来し方行く末を考えてから取りかかれないものか。話が逸れてしまった。ここの持ち主はどうしたのだろう。以前は、車にシートを被せ大事に保管していたのに、そのシートも風で飛び、庭も荒れ果て、ひとり、ヒマラヤシーダーだけが泰然と時の流れを見つめている。他人の人生は想像を遥かに超えていて、ここにあるのは季節の移り変わりと風の流れだけである。ところで、右端に描かれている車をご存じだろうか?この絵に青い鳥は描かれていない。