
《秋の流れ…本谷川》 2022
増富温泉の横を流れる本谷川を描き始めた初期の作品である。この谷は、私の家から車で40分余り。一番近い、本格的な渓流である。冬は渓流沿いの林道は閉鎖されて、行き来はできなくなる。秋のある日、この絵の続きを描くために、やって来て、支度をしていた時に、上流から男の人がカゴを背負って下ってきた。何をする人かと思って話しかけたら、キノコ採りの人だった。この周辺は、松茸の産地である。
今日の収穫はどうでしたか?と聞いたら、いやー、今日はぜんぜんダメだったー、との事。場所柄、クマには出逢いませんか?と尋ねたら、去年、この上の尾根を歩ってたら、向こうの尾根筋を熊が歩ってて、慌てて降りて来た、との事。昨今のように、やたら、熊が出没する状況では無い時だったが、ここは、いつクマに出会ってもおかしく無いところなのだ。